こんにちは。
最近、机上の住人となっていた黒澤雅恵氏の指示と言語を読んだ。
言語哲学における"固有名は豊富な意味内容を保持するか否か"という議論をサール、フレーゲ、ドネラン、ローティ、ラッセルをベースにしつつ検討していく。名指すおよび示すこととその意味保有の関係性についての先行研究を少し理解できた。
指示するモノの存在性や、指示するモノと話し手や聞き手との関係性、共通認識がキーワードなのではないかと勝手にまとめてしまおう。(笑)
ただ、先述に登場する名前で察するとおり、いい意味で内容が難しすぎる(笑)。あまりにも、多くの人にとってこの内容を日常生活において実用性のレベルまで落とし込むことは困難を極める。
こういういかにもアカデミックな内容で読んでいると昔の学部時代のワクワク感がよみがえる。私にとって、言語哲学(分析哲学)は誰かから一度でいいから教えを乞いたい学問分野だ。言語学の中でもこういったもはや哲学的な分野は読んでいて楽しい。
やはり、ウィトゲンシュタイン全集買うしかないか。