探究人間のいろいろ。

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全ては無に帰す。

こんにちは。

 

この間、人から借りていた諸隈元の『人生ミスっても自殺しないで、旅』を読んだ。

 

 

筆者は大の言語哲学ウィトゲンシュタインのオタクで今もXでウィトゲンシュタイン関連のことをポストしている人物だ。

 

この本はジャンルで言えば、旅行記のような本だ。

 

ウィトゲンシュタインに取りつかれた筆者があることがきっかけで人生に絶望し、自殺を考えていた。そんな時、筆者はふと、どうせ自殺するなら旅にでよう。行き先はそうだな、、、ウィトゲンシュタインとゆかりのあるヨーロッパに行こう。

ということで、イギリス、アイルランドルーマニアブルガリア、旧ユーゴ」、ウィーン、ドイツを1か月間かけて旅をした際の道中の出来事が独白されている。

 

筆者がウィトゲンシュタインを信仰していたり、いろいろな哲学書からの借用文があったりするため、読みにくい文が多い。しかし、随所に近代哲学の概略的知識やウィトゲンシュタインの小ネタが満載で好きな人は好きな内容だ。

 

ちなみに個人的に好きなエピソードは筆者がひたすらヨーロッパのホテルでバスタブに入浴するべく奮闘する場面だ。結果、全然入れないのだが(笑)。

なぜ筆者がバスタブに浸かりたかったのかもこの本を読めばわかるから、お時間ある人はぜひ読んでいただきたい。

 

決まり文句として「人生は旅だ」とはよく言ったものだが、旅は帰る場所があるから旅になるわけであって。私たちの帰るべき場所は一体どこなんだろうか。